教員の仕事

●魅力とやりがい

教員は、子どもを相手にする仕事のため毎日が変化の連続です。授業の反省点を次回に活かし、より良い授業をすることで生徒の理解度が上がるなど、仕事への取り組みひとつで子どもたちの成長に大きく関わることがやりがいとなります。
人間相手の仕事のため、思い通りにいかない事もありますが、毎日新しいことに挑戦でき、子どもたちと一緒に成長出来ることは、教員の魅力といえるでしょう。

●仕事の現状

教員の仕事は授業がメインですが、それだけではありません。生徒や保護者には見えない仕事の方が大部分を占めるといってもいいほどです。例えば授業の前には学習指導案や教材研究などの準備があり、授業が終わればテストの採点などをします。一般に“1時間の授業には1時間以上の準備が必要"といわれていますが、週20時間の授業を担当すると、それだけで決められた週の労働時間である40時間を使うこともあります。その他にも、会議や研修、生活指導や日々の雑務など、教員の仕事は多岐にわたります。

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公立学校の教員になるには

●教員になるためのルート

公立学校の教員になるには、各学校種ごとの教員免許状が必要で、各都道府県の教育委員会から授与されます。その教員免許状の授与を受けるには、大学の教職課程の履修における単位を修得することが必要です。その後、教員採用試験を経て教員になるのが一般的なルートです。

●教育実習について

教育実習は、教員免許状を得るための必修科目です。普通、教育実習は準備を2年生の後半から始め、4年生の6月ごろ約2〜4週間、見習い先生として実習を行います。
なお、教育実習は準備期間も含めると、多くの時間と労力が必要なため、教育実習期間中に並行して就職活動を考える方は注意が必要です。

●教員免許は学校種別によって違う

教員の普通免許状には「小学校教諭普通免許状」「中学校教諭普通免許状」「高等学校教諭普通免許状」「盲学校教諭普通免許状」「聾学校教諭普通免許状」「養護学校教諭普通免許状」「養護教諭普通免許状」「栄養教諭普通免許状」「幼稚園教諭普通免許状」の9つに区分されています。
この中で、中学校と高等学校の免許状は、国語・数学・英語・社会など各教科別の免許状になっていて、いわゆる「保健室の先生」の養護教諭普通免許と、栄養教諭普通免許状には学校種別がありません。また、盲学校・聾学校・養護学校など特殊教員諸学校の免許状の取得には、小学校・中学校・高等学校・幼稚園いずれかの免許状を取得していることが基礎資格となります。

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教員試験合格者インタビュー


彼末 朋子 さん

同じの仲間と出会えて、
「合格」に向けて集中することができました。

東京アカデミー(京都校、大阪校)
出身大学:大阪大学
合格先:滋賀県 養護教諭

「教員採用試験に合格するにはどうしたらいいのだろう」全く未知の世界で不安いっぱいの時に出会ったのが東京アカデミーでした。
大学では看護学を専攻している私には、教員採用試験に関する知識も殆どなく、共に合格を目指す仲間もいませんでした。
大学との両立は苦しく辛い時期もありましたが、東京アカデミーで出会えた先生方や仲間の支えがあり、自分の目指す「合格」に向けて勉強に集中することができ、本当に感謝しています。自分でコツコツ勉強することが苦手だったり、面接で緊張して固くなってしまう方はぜひ東京アカデミーでモチベーションを高め、克服してください。
そして夢をつかみましょう。

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教員採用試験について

●試験の特徴

教員採用は、『教育公務員特例法』第11条に則り、「選考」によって行われます。そのため教員採用試験は、多くの自治体で「教員採用候補者選考」という名称が用いられています。選考試験の意味は、受験成績その他の能力の実証によって行われる一般の競争試験と一線を画すという意味で認識しておくとよいでしょう。
「選考」とは、一定の基準と手続きにより「学力、経験、人物、慣行、身体」等を審査すること(人事院規則8-12)で、いわゆる教職を担う人材が、単なる競争試験に拠るだけでは判断できないことを示しています。
そのため教員採用試験では、教養試験(一般・教職)・専門試験(専門教科)・実技試験(一部教科)・論作文試験・面接試験・適性検査等ありとあらゆる手法が提示され、それが選考で駆使されます。ただしその手法の提示の仕方は都道府県ごとに近年は大きく異なり、さらにその傾向を絞り込んでひとことで表現すれば「人物重視」という点に行き着きます。
そもそも「選考」とは「考えて選ぶ」わけですから、「人物重視」が教員採用試験そのものの性格であり、その傾向が極めて鮮明になってきている点に、近年の教員採用試験の大きな特徴があります。

●人物重視とは

人物重視とは、「他者との差別化」という意味を含みます。そのために必要なことは、常に学習することです。新聞を読み、ニュースを見、学校現場の状況を自分で足を運んで自分の目でくまなく観察するなどの積極性が求められます。児童・生徒が10人いれば10人分の引き出しを持つこと、そのように柔軟に対応できる人材になることが合格のための最大の秘訣といっても過言ではないかもしれません。とともに、公教育が行われる主体である「学校」は、地域の特色を色濃く反映しますから、まずは受験する自治体への「郷土愛」も欠かせません。ことに大量採用とは一線を画す地方の自治体を受験される方には、その傾向はより強いといえます。

●教員採用試験の内容

教員採用試験では、基本的に次の5つの試験があります。これらの試験を通して、教師としてふさわしい人物を選考していきます。考の判断基準として、学力試験(教職教養・一般教養・専門科目)の得点が、教師としてある一定の基準に達しているかどうか、さらに人物試験(論作文・面接・模擬授業等)が実施され、筆記試験の成績を参考にした上で、人物試験での評価が重要視されます。

●筆記試験

教養試験と専門試験が行われます。教養試験は、教職に関する知識を問う教職教養と、一般的な知識を問う一般教養からなります。
また専門試験は、志望する校種・教科に関する内容について出題されます。

●論作文試験

教育論や実践的な指導方法のテーマを課し、受験者の人物像や教師としての考え方・資質を評価します。

●面接試験

個人面接・集団面接・集団討論・模擬授業・場面指導など様々な形態で行われます。
最近は教員としての資質能力を兼ね備えているかを重視する傾向にあり、面接試験のウェートが大きくなっています。
そのため、2〜3回面接を行ったり、模擬授業や場面指導を取り入れたりして、受験者の人物像や教師としての資質能力を多角的に評価します。

●実技試験

小学校の音楽や体育、中学校・高校の英語・音楽・家庭・保健体育・工業・商業などの教科・科目で行われます。
その教科・科目に関わる基本的な技術・技能を有しているかを判断します。

●適性検査

教員の資質として要求される諸々の特性について、客観的に調べるために実施されます。
主に、クレペリン検査・Y-G性格検査・MMPI(ミネソタ多面人格目録)などが用いられます。

●採用試験の流れ

教員採用試験は、主に1次試験と2次試験に分けられますが、1次試験のみのところや3次試験まで実施するところもあります。また、原則として、1次試験の全てで何らかの学力試験を実施しています。

●試験の合格と採用

教員採用試験は、試験結果の上位者から順に「教員候補者名簿」に登載され、教員需給を調整した上で候補者名簿の中から採用内定が出されます。したがって、最終合格者数が教員需要数を上回った場合は採用されないことになります。ただし、候補者名簿は1年間有効ですので、採用されなかった場合でも、その期間内に教員の欠員が生じたときには採用されることがあります。しかし、採用がなかった場合は、次年度の試験を再受験しなければなりません。最近では、その年度の採用試験において候補者名簿に登載されながら採用されなかった者に対して、次年度の1次試験を免除するといった特別な措置をとる都道府県(市)が増えてきています。なお採用内定者については、市町村教育委員会や学校長による面談を行った後、本採用・赴任校が決定します。

●試験の現状

採用者数は、近年増加傾向にあり競争率も10年前と比べ減少傾向にあると言えます。しかし、1次試験の合格率を見ると、全国平均で全受験者のうち約35%、最終合格に至っては約18%(平成24年度)と非常に厳しい現状です。よって採用試験においては、学力試験および人物試験ともに高いレベルであることが予想されるため、対策を万全に行った上で試験に望むべきだと言えます。

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