3年秋からでも間に合う公務員試験

民間就活の開始時期にさしかかった3年生の皆さん。
公務員も、今から勉強しても十分合格できる業種がいくつかあります。
公務員試験も視野に入れて就活を考えてみませんか?

公務員を志望する理由

人のため、社会のために役立ちたい

公務員の場合は、直接、国民や市民に繋がる仕事を日々することになります。
「人のために役立ちたい」という使命感を強く持つタイプの人にとってはやりがいのある職場です。

誰でも努力次第でチャレンジできる

基本的に「公務員採用試験」に合格しなければ採用はありません。
「公務員試験」で高得点を取ることが、採用に限りなく近づくことになります。また年齢制限以内ならば既卒者も受験可能です。

女性が働きやすい環境

公務員の場合、同じ試験を受けて合格し入庁し、職場や立場が同じであれば基本給与に差はありません。
その後も仕事内容、昇進試験、休暇なども男女平等を前提に進んでいきます。女性の負担が大きい「出産・育児」も休暇が定められています。

3年秋からでも間に合う公務員の職種

○…やや大変であるが間に合う ◎…十分間に合う △…やや困難

    教養試験のみの試験 教養試験+専門試験
2013年
5・6・7月
実施試験
(春受験)
事務系職種

◎市役所上級(政令都市以外)
例:豊中市、高槻市、茨木市、
池田市、摂津市、枚方市、
寝屋川市、八尾市、大津市、
草津市など

◎国立大学法人等職員

○国家一般職(大卒程度)

○国税専門官

○裁判所一般職(大卒程度)

○労働基準監督官

○地方上級(都道府県・政令都市)

○市役所上級(政令都市以外)
例:和歌山市、西宮市、姫路市など

△国家総合職(大卒程度/院卒枠)

△外務専門職員

公安系職種
(警察官 消防官)

◎大卒警察官
例:大阪府警、兵庫県警、
京都府警など近畿全般

◎大卒消防官(政令指定都市)
例:大阪市、堺市、京都市

◎大卒消防官(政令都市以外)
7月実施試験(兵庫県下)
例:西宮市、尼崎市、姫路市

◎皇宮護衛官

 
2013年
9・10月
実施試験
(秋受験)
事務系職種

◎市役所上級(政令都市以外)
例:東大阪市、大東市、
京田辺市、長岡京市、奈良市、
生駒市など

◎学校事務職員
(京都府、大阪府など)

◎警察事務職員
(京都府など)

◎市役所上級(政令都市以外)
洲本市、天理市など一部

公安系職種
(警察官 消防官)

◎大卒警察官
例:大阪府警、兵庫県警、
京都府警など

◎大卒消防官(政令都市以外)
例:豊中市、東大阪市、
枚方寝屋川消防組合など

 

資料提供/資格の大原

13年秋から狙える公務員試験の紹介

公務員試験はその一次試験(学科試験)の時期により大きくわけて
春試験・・・5~6月に行われる試験。主に大卒程度国家公務員および地方上級(都道府県、政令都市)、市役所上級の一部。
秋試験・・・9~10月に行われる試験。市役所上級試験や学校事務職員などがあります。
また、春試験では試験科目が教養試験(高等学校までで学習する全範囲)と専門試験(憲法、経済学など大学以上で学習する科目)の両方が出題されますが、春試験の一部および秋試験のほとんどは教養試験のみで行われます。
❶学習時間に余裕がある方
春試験の、教養試験と専門試験の双方が出題される試験を狙う時間的余裕があります。春試験対策を準備すればその力を使って秋試験も受験できますし、教養試験と専門試験の両方を準備することで幅広く受験することができます。
❷ゼミやクラブ活動で時間的余裕がないという方や、民間就職活動と併願される方
春試験で、教養試験のみ課せられる試験(豊中市、高槻市など大阪府下の市役所試験、および国立大学法人等職員採用試験)を狙いましょう。この秋からの学習であれば余裕をもって学習できます。春試験の対策をすることで、7月に実施される兵庫県内の市役所試験のうち教養試験のみで受験できる試験(尼崎市、加古川市など)も対策することができます。
また、学習スタートが冬になってしまう方は、秋試験(大阪府、京都府、奈良県内の市役所試験の多く)を狙うこともおすすめします。
いずれの場合でも、効率よく学習するためには予備校を利用することがおすすめです。

2平成24年度試験を通じて、25年度の試験対策

平成24年度試験では、国家公務員試験の制度変更(旧Ⅰ種→総合職、旧Ⅱ種→一般職大卒程度、など)があり、また教養試験において一般知識(人文科学、社会科学、自然科学)の問題数が減少し、一般知能(数的処理、文章理解)の出題数が増加しています。また国家公務員では一般知識の必須解答化もありました(昨年までは選択解答)。専門試験については従来からの大きな変更はほとんどありません。
そこで平成25年度の試験対策としては、
❶数的処理の学習が重要
多くの問題を解いて「解き方パターン」をできるだけ多く記憶するとともに、問題演習や模擬試験をより活用してアウトプットの練習をする必要があります。
❷一般知識についてより幅広い学習が必要
いわゆる「捨て科目」をできるだけ少なくし、大学入試で使っていない科目や高校で履修していない科目でも幅広く学習しておくことが必要です。
❸専門試験対策が結局は重要
平成24年度の国家公務員一般職(大卒程度)や国税専門官、裁判所事務官などの本試験問題では、基本的な論点を網羅して出題するとともに、「考えさせる」問題も出題されています。単なる暗記ではなく、基本的事項の「正しい理解」が今後も高得点の鍵になります。

3模擬試験

模擬試験はスポーツでいうところの「練習試合」です。今まで学習してきたことの力試しであるとともに、あくまで「練習試合」ですから、模擬試験の得点や合否判定に一喜一憂することなく、その復習が本番での合否のポイントとなります。
❶時間配分の練習
公務員試験は「時間内にどれだけ得点できるか」も重要な要素です。数的処理や文章理解で10分かけて1問正解しても、30秒で一般知識の問題を正解しても、いずれも1点です。そのためにも模擬試験は数多く受けましょう。
❷複数の予備校の模擬試験を受験しよう
3~4月に各公務員受験予備校で実施される「公開模擬試験」はその年の予想問題で作成されています。ある1社の予備校がすべて予想を当てるはずはなく、複数の予備校の模擬試験を受験すれば受験生によっての「予想が的中」の可能性は高くなります。できるだけ幅広く模擬試験を受けて、出題された論点や解き方パターンを確実に復習しておきましょう。
❸模擬試験を使った総復習が重要!!
公務員試験の学習は科目が非常に多く、予備校の授業のペースで学習していっても以前学習した内容を忘れてしまったり、また記憶の不完全な部分も出てきます。そこで模擬試験を活用し、間違った問題はもちろん、正解した問題でも記憶があやふやな論点などについて復習をしっかりしていってください。

4面接対策

公務員試験では学科試験である一次試験に合格しても、面接試験を突破して最終合格・採用に至らなければ意味がありません。従って面接試験対策は十分にしておく必要があります。大学の就職担当の方にお願いしてアドバイスを受けるとともに、模擬面接を数多く受けて、自分では気づかない発言内容や所作、癖の修正を受け、「自分のいいところ」をわずか20分程度の面接試験で面接官に理解してもらえるように準備をしましょう。最近では面接対策を重視し無料・回数無制限で面接練習をしてもらえる公務員受験予備校も多くなってきており、公務員試験に予備校を利用することのメリットもここにあります。

公務員試験の面接試験で聞かれる質問
●志望動機(なぜ公務員か/なぜ国家公務員(地方公務員)か/なぜ○○市か)
●自己PR(長所や誇れる経験をPR→「これを○○市職員として市民に貢献するために活かしたい」という形)
●学生時代の経験(ゼミ、サークル活動やアルバイト、ボランティア活動など)
●希望職種(「○○市の職員として〜に取り組みたい」→市の業務やプロジェクトの研究が前提)

公務員試験の面接の具体的評価
多くの試験ではA~E等の3段階評価がなされ、それぞれの段階で得点が定められます。ただしE評価などでいわゆる「足切り」(学科試験や論文試験の成績にかかわらず不合格とする)が設定されており、「学科試験で高得点であれば面接は楽勝!!」ということにはならないので注意しましょう。

資料提供/資格の大原