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株本重臣 |
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学校法人大原学園 簿記課 課長。簿記講座専任講師 |
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簿記や会計に関する資格を取得するメリットを教えてください。 |
簿記は、さまざまな資格の中でよく知られた資格です。その理由は、仕事をする上で必要性があるからです。社会に出ると「利益・売上高・コスト・原価」などの言葉を頻繁に使いますが、これらはすべて会計用語です。会計を勉強することは、企業でコミュニケーションをとるための言語を勉強することに等しいということです。そのため、簿記や会計に関する資格は取っているとメリットは大きいですね。 |
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経理や会計の仕事を希望しなくてもメリットはありますか? |
あります。まず、就職活動でアピールできる材料になります。取得に至るまでの地道な努力が評価されます。また、すでに企業で活躍している営業職の方や商社マンが簿記の勉強を始めることが多いのですが、それは仕事をする上で知っているとメリットの多いことが学べるからなのです。公務員でも最近は公会計がありますし、業種業態に関わらず勉強した方がいいと思います。 |
会計の専門職を目指すなら、大学1年の時に3級、2級を勉強し、2年から会計士の勉強に着手するといいでしょう。簿記の3級2級を取得するのに半年から1年かかり、会計士の資格取得で1年から2年で合格を勝ち取っていくという感じです。このスケジュールなら、会計専門職に限らず一般職への就活という、もう一方の選択肢も見えてきます。 |
教材等を基本に通信教育などで、自分でやっていくのは可能です。通学には質問をすぐに解決できるのと、モチベーションをキープしやすいというメリットがあり、私としては通学をお薦めします。独学合格も不可能ではないですが、通学したほうが圧倒的に有利だと思います。本校の場合、講師が積極的に学生に接して、現時点の理解度を確認したり、個別面談を頻繁に取り入れて悩みの解決なども個別に対応します。 |
不合者の人にはそれぞれそうなった原因があります。その人に合った再チャレンジの方法を提案します。それがしっかりできるかどうかが講師の腕の見せ所だと思います。安心してついてきていただければと思います。 |
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