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加賀野井道子 |
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ECCエアライン学院 本部コーディネーター/チーフトレーナー/エアライン講座講師。元・全日空キャビンクルー。 |
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採用に関して航空業界の特徴を教えてください。また、持っていると有利な資格は? |
航空業界には、総合職、パイロット、グランドホステス、キャビンクルーなど職種別に採用する特種なシステムがあります。この業界への就職活動に有利な資格は、まず、語学に関するもの。国際線で勤務するならTOEICのスコアは550点以上必要です。昨年の本校からのANA新卒CA合格者は52名おり、彼らは720点から730点を取っていました。英語だけでなく、第二外国語ができるともっと有利になるでしょう。他に、パソコンに関する資格、人命救助に関する資格としてAED、そして手話などもあると有利です。資格の他に、身体基準があり、キャビンクルーなどは身長と手の長さが基準を超えていなくてはなりません。パイロットになるには身体基準の前に国家第一種という難関資格を取得しなければなりません。 |
航空業界は、キャビンクルー、グランドホステスなど、各職種は専門的なのですが、自分が担う仕事が他の仕事とどうつながっているかが理解できた上で、責任を果たすことができる人が求められます。なぜなら、お客様を出発地から目的地まで連携で、安全、快適にお連れするのが航空業界の仕事だからです。でも、これはどのような仕事であっても同じではないでしょうか。そういう意味では一般企業と同じと考えてください。
また、キャビンアテンダントやパイロットは、カレンダー通りには生活ができません。体調管理のできる人でないと難しいですね。 |
グランドホステスやキャビンアテンダントは第一印象が重視される仕事です。これを「外面適性」といいますが、面接では第一印象で合否が決まると言っても過言ではありません。面接は「挨拶」「美しい日本語」「身だしなみ」「立ち居振る舞い」「アイコンタクト」の5つのポイントについて精査されるため、これらが身につくように指導しています。立ち居振る舞いを美しくするために、受講はスーツとパンプスの着用を義務づけています。
次に、エントリーシートに記述する志望動機ですが、これは「内面適性」といいます。面接でも質問されますから、「なぜ、この仕事に就きたいのか」「なぜ、航空業界を志望するのか」を明確にします。面接では「飛行機に乗る仕事は危険ですよ」「嫌なキャビンクルーについて話してください」など、ネガティブクエスチョンがなされます。この裏にある「職種研究」が大切です。 |
高1程度の数学、国語は必ず勉強してください。また、航空業界は政治や経済に大きな影響を受ける業界ですから、新聞を毎日読むことですね。 |
1年からスタートすれば良いと思います。一度、本校のセミナーに参加していただき、自分には何が必要かを考えて、ピンと来たら入学してください。本校に入学すると合格した先輩の体験レポートや、毎年150社のリクルート情報も無料で見ることができますから、メリットは多いと思います。 |
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