スタディガイドマガジン「すたマガ!!」2009・秋号
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特集2 カリスマ講師に聞く 「力になる資格とは?」
資格の大原で会計士講座の専任講師である多田健次さんは、関西圏合格者アンケート「人気講師ランキング」でトップにランキングされるカリスマ講師として知られています。
多田さんに、ご自身の講師就任のエピソードや資格取得についてうかがいました。
多田 健次氏

多田 健次(ただ けんじ)

多田 健次氏創立50年の伝統を誇る資格の大原のカリスマ講師(公認会計士講座)。12年間に3000人の指導実績を誇り、関西圏合格者アンケート「人気講師ランキング」でトップをとる。一発合格主義を支えるプロセス・サポート・チームのリーダーに抜擢。受験生からの個別指導依頼は引きも切らず、毎日予約で埋まってしまう。43万サイトが集まる国内最大級の人気ブログランキング・資格部門で第1位を獲得。合格力を育てる熱血講師として人気急上昇中。ブログ資格試験研究室所長。関西大学非常勤講師。精神論と技術論のバランス勉強法を考案。偏差値40の生徒を1年間徹底管理し難関国家試験に合格させる。受験生のやる気と潜在能力を最大限に引き出し短期合格へと導く。

資格試験の合格技術
3000人の指導実績を誇る
人気No.1カリスマ講師が教える

資格試験の合格技術
多田健次
1,575円(本体1,500円+税)
マガジンハウス


大学で受講した簿記講座が簿記との出会い
 私は、幼い頃に珠算を習っていました。もともと数字を扱うのは得意で、大きくなるに従って会計に関係する仕事に興味が湧いてきました。大学へはスポーツ推薦で入学したのですが、スポーツで食べて行けるのかという不安があり、このままではいけないと感じていました。1回生のとき、大学がやっている簿記講座があるというので受けました。それが簿記との出会いです。
 簿記講座3級の講座を受けてみたらとても面白かったので、その後は独学でやっていました。そして勉強が進み、簿記1級か公認会計士のどちらを選択しようか悩みまして、大原簿記の受講講座のスタッフに相談しました。すると「公認会計士目指すべき」というアドバイスをしてくださったので、3回生のときに公認会計士講座の1年コースに入って勉強を始めました。

資格に全力で取り組んだことが新しい道につながった
 4回生で、公認会計士の試験を初めて受けましたが不合格になりました。試験は1年に1回。その時点で就職浪人が決定しました。挫折したまま就職を考えたくなかったので、翌年もチャレンジしようと決意しましたが、実家の家計も苦しいというので新聞配達を始めることに。朝刊を配達してから大原へ行っていました。
 朝3時に起きて、朝刊を配り終えたら6時。大原簿記は7時から学校が開いているので、7時からずっと勉強して、夜8時に帰宅という日程を繰り返しました。さすがにしんどかったけれど、とても充実していて、このときはかなり成績も上がりました。試験前の3カ月間は、勉強に集中するために新聞配達をやめて頑張ったのですが、結局、この年も不合格でした。 その時、当時、講師をやっていた友人が、「講師をやってみないか」と誘ってくれましたが、私としては、どうしても納得がいかなかったんです。そこで「もう1回受けたい」と思ったので、「来年もう1回受けたい。それで不合格だったら大原の職員になります」と返事したら、「それでいい」と言ってくれました。
 4年目の受験は、プレッシャーが凄かった(笑)。もし、通らなかったら、通らないまま講師をしないといけないですから、「屈辱的だなあ」と。受験日の1カ月前からプレッシャーと戦いながら必死で頑張りました。ところが、どういうわけかその時運悪く、飲料水を買って飲んだらそれが自分に合わなかったんですね。試験1週間前にめちゃくちゃ体調を壊してしまい、点滴を打つはめになってしまいました。そんな状態で受験して、結果は不合格でした。
 ところが、自分は思い残すことがないほど頑張ったというのがあって深く納得しまして、「大原の職員として働く」と、決めました。結果は不合格でも、自分が納得できるまで戦ったということがよかったんだと思います。

将来に対する不安があったから生きる道を真剣に模索
 大学はスポーツ推薦で入学しましたから、大学側は「スポーツを頑張ってください」という姿勢です。ところが、私が「公認会計士になりたい」と言ったら、それを了承してくれました。結構勉強したので、大学から奨学金も頂きました。
 スポーツ推薦で入学したのに、公認会計士に方向を切り替えるという人は少ないと思います。また、大学側に理解があったのも良かったと思います。ただ、大学側の理解を得るために、「公認会計士の資格を取りたい」ということを、強い意志で伝えることができたというのも大きかったと思います。
 今思うと、これからスポーツを続けてもプロとして生活ができる保証などないですし、それまで勉強もほとんどしてこなかったし、どうなるんだろという不安がいつもありましたから、生きる道を必死で探していたとは思います。

どんな資格でも勉強したことは絶対に無駄にならない
多田 健次氏 よく、大学生から「どんな資格を取ればいいですか」と聞かれますが、私は、興味のある分野から選べばいいと思うので、そう応えています。やってみて合わなければ方向を切り替えればいいと思います。どんな資格であっても、取得するために真剣に勉強すれば、無駄になることは一切ないと思うからです。
 また例えば、法律に興味があって法学部に入って資格を取るとなると、宅建、司法書士、社労士、弁護士などさまざまな選択肢があります。その中から自分が何を選ぶべきかを考えればいいと思います。
 就職のためだけの資格なら、会社に一番受けがいい、その人事担当者に受けがいい資格を目指したらいいと思います。ただ、それは私の考え方としては、少々違和感はありますが。というのは、就職に有利な資格の多くは、入社後はあまり使えないものが多いからです。
 理想をいうならば、「好き、得意、社会ニーズ」の3つの輪が重なっている資格が良い。「好き、得意」の重なりだけだと、経済面の問題が出てきます。「社会ニーズ」があると食べていけます。そのためにはまず、好き嫌い、得意不得意を明確にするための「自分軸」を見つける必要性はあります。その理由を掘り下げると、本当に自分が進みたい道が見つかってくるんですよ。

資格取得の際に生じる落とし穴は読書で補おう
 資格試験は専門分野を勉強していくため、ある一定の期間、社会の事象やコミュニケーション力、人の気持が見えなくなるなど、視野が狭くなる確率が高くなります。周りが見えないとか、自分と価値観の違う人を間違っていると感じたりするような凝り固まった考え方をほぐすには、読書が有効だと思います。
 私は若い頃、本をまったく読んでいなかったので、30歳ぐらいになって結構苦労しました。これはダメだと思い、30歳になって1日1冊読んでいたら、本当に世界が広がるといいますか視野が広がり、良い影響を受けます。毎日は無理でも、1カ月1冊でいいから読んでほしいを思います。

大学在学中に取得しておくべき資格
多田 健次氏 大学在学中に取得しておきたい資格ですが、総合的な事務なら簿記3級は必要です。営業職でも、収支計算が身についているのといないのとでは、数年後に大きな差が付きます。ハローワークで一番求人が多いのも簿記検定で、圧倒的なニーズがあると思います。
 また、コミュニケーション能力を向上させるという意味でも、今後は心理学系の勉強をするのがいいと思います。
 中小企業診断士もお薦めします。即ビジネスにつながらないため受講者が少ないのですが、簿記も法律もマーケティングも幅広く多くのことが勉強でき、視野も広がるので、将来必ず役に立ちます。合格率は低いのですが、1日に約5時間勉強すれば1年で合格できます。どの部署に所属しても対応できるし、実際に重宝されます。
 独立するのであれば、会計士や税理士などの資格を目指して、勝てるポジションを見つけていかないと意味がありません。税理士でも遺産のみを扱う、コンサル専門など、ニッチ戦略とるための資格をお薦めします。

興味のある分野から資格取得にチャレンジしよう
 資格取得は、何か目標があってチャレンジしていくことに価値があるのだと思います。その時、その時に、全力でチャレンジするから生きて行く力になり、切り替える力にもつながると思います。
 私が、公認会計士受験に失敗したときは本当に辛かった。ただ、公認会計士の資格を取得するために努力したことや、今までやってきたことが全て今につながっていると感じます。そして、挫折を経験した私だからこそ出来る指導があるんです。この経験がなければ、本も出せなかったと思います。全てが自分に必要なことだったんだと思います。実は、これが私が本当に伝えたいメッセージなんです。ですから、何でもいいから興味のある分野の興味のある資格を取ることから始めてほしいと思います。もし、決められないのであれば、大原で資格の相談会をやっています。「何から始めるべきなのかがわからない」という人も来てください。必ず答えが見つかります。

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