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合格に向けて“何を"すべき?公務員で“何が"できる?

景気低迷が続き、大きな回復は期待できないとされている今、公務員を目指す人が増えています。
超難関の公務員試験を突破するには、「何をどのように学ぶべき」なのか。
また、「公務員になると何ができるのか」などについて、毎年、多くの合格者を輩出している「公務員試験のEYE」で専任講師を務める森本俊一さんにお聞きしました。

森本 俊一さん
森本 俊一(もりもと としかず)

「公務員試験のEYE」専任講師。法学部卒業。奈良県出身。趣味は旅。休日は京都市内を徘徊して過ごす。「公務員試験のEYEは、まさに現代版寺子屋です。微に入り細に入り丁寧に指導し、ゴールまで一緒に走り抜きます。公務員を目指して今やっている勉強は一生モノ。全身全霊を打ち込んで下さい!」


出題範囲が広い公務員試験。狭き門を突破するには?
ここ数年、公務員を目指す人が増えているようです。
 国の下で、景気に左右されず仕事に専念できることが公務員の魅力です。景気が低迷している今、公務員に人気が集中するのは自然の理です。
 民間企業は、営利を目的としているため、売り上げを伸ばしていかなければなりませが、公務員は数字に追われることなく、採算度外視で社会や人の役に立つことができます。この点が公務員を目指す人が増えている要因といえます。
公務員を目指して勉強している学生は、最初から目標が明確な人が多いのでしょうか?
 どちらかというと、「とにかく公務員に」と、漠然と考えている人がほとんどです。
 民間就活を希望されている方に比べると、根底には、「営利目的ではなく社会の役に立ちたい」という思いは強いとは思いますが、公務員試験に向けて 勉強するうちに目標が定まっていくケースが大半です。
 また、公務員試験は併願ができるため、関心のある職種の合格を目指して勉強するうちに視野も広がります。私のこれまでの経験から、最初は漠然としていても気にせずに、とにかく勉強を始めることが大切と伝えたいですね。
何学部の出身者が多いのですか?
 全般的に法学部の学生が多いですが、文学部、経済学部、理系や外国語学部系の学生も最近受講される方が多くなっています。
公務員試験の勉強は、どのようにすればいいのですか?
 まず、公務員試験の概要を説明しましょう。試験は第一次試験と、第一次試験に合格した人のみが対象となる第二次試験に分かれます。第一次試験には、「教養試験」と「専門試験」があります。
 「教養試験」は、一般的に「公務員に必要な『一般的な知識』や『知能』についての筆記試験」と、記されている試験です。
 「教養試験の一般的な知識」とは、政治、経済、社会の分野である「社会科学」。思想、日本史、世界史、地理、文学、芸術の分野である「人文科学」。数学、物理、科学、生物、地学の分野である「自然科学」に関する理解を問われます。
 「知能分野」とは、文章理解や数的推理、判断推理、資料解釈をいいます。なかでも「数的推理分野」は、公務員試験独自の試験で、数学的なパズルやクイズに似た問題が、「資料解釈」では表やグラフを用いた問題が出題されます。これらの問題はマークシート方式で、5つの選択肢から1つを選ぶ「5肢択一方式」で行われます。
出題分野の範囲が広く、とても難しそうですね。
森本 俊一さん
 「教養試験」は小、中、高で学んだことを中心に、「専門試験」は大学で学んだことを中心に問われる、と考えてください。
 しかし出題範囲が広いからと言って、何年もかけて合格を目指すという類の試験ではないと思います。これまでの合格者の傾向を見ても、「一発勝負で合格する!」と、決心した人が良い結果を出しています。
第一次試験に合格した人のみが対象となる第二次試験は、どのような内容ですか?

 第二次試験には、「小論文」「面接試験」「集団討論」などがあります。
 「論文試験」は、時事問題などの一般常識から課題が出題されます。
 「面接試験」は、受験者の人柄を見るためのもので、民間企業の採用試験と同様に、志望動機や自己PRなどに関する質問が主となります。
 最近、県庁の採用試験では、課題について受験者5人から10人で討論をする「集団討論」という試験も実施されています。

試験勉強を始めるのは、いつ頃からが良いのでしょうか?
 公務員試験の大半は、その年の5月、6月に実施されます。約1年半、集中して勉強するという考え方で良いと思います。3回生の秋から年内のうちに数的分野、憲法、経済などの主要分野にしっかり取り組み、後期試験が終わった2、3、4月に集中して仕上げをするというスケジュールをお薦めします。とはいえ、出題範囲が広いため、独学では突破するのは難しい試験であるということも知っておいていただきたいですね。
おおよその合格ラインを教えてください。

 地方上級、国家II種試験については教養試験60%、専門試験70%を正解すれば、第一次試験の合格は確実でしょう。とはいえ、教養、専門、論文すべてに基準点があり、どれか1つでも基準点を下回ると不合格になります。試験によって基準点は異なりますが、すべて約40%と考えて間違いないでしょう。

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