大学生協 資格取得Web キャリア形成支援ガイドブック 「すたマガ!!」2009・春号
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特集1:インタビュー with Fathers 父から子どもたちへ 大人になる君に伝えたい 特集1:インタビュー with Teacher 高校教師から大学生に贈る言葉 特集3:大学生の英語学習 4年間のステップアップイメージ特集2:先輩からのメッセージ 私たちが大学に入って感じたこと、思ったこと
特集1:インタビュー with Fathers
吉田豊さん・大阪商工会議所人材開発部部長 変化する時代や社会でたくましく生き抜いていける力を
吉田豊さん
挫折を経験してより大きな人間に
お子さんに、普段どんな事を話されていますか。
 私には大学3回生の長男と高校3年の長女、中学3年の次男がいます。3人が小さいときからずっと言い聞かせているのは、「大人になるにつれてさまざまな権利が与えられるが、権利には必ず義務が伴う」ということです。今は権利だけ主張して義務を怠る風潮があるので、子どもたちへの戒めの意味を込めています。長男が大学に入った時に三つのアドバイスをしました。一つはコミュニケーションツールとしての英語を身につけること。二つ目は哲学書など人文科学系の、自分を啓発できる書物を読むこと。三つ目は一生付き合っていける友人を作ることです。
お子さんを含む大学生には、将来どんな社会人になってほしいですか。
 時代や社会が目まぐるしく変化する中で、たくましく生き抜いていける力を備えた人間になってほしいです。そのためには失敗や挫折を一度ぐらいは経験しておいたほうが良いでしょう。私は高校受験と大学受験の時に挫折を味わいましたが、卒業後の社会では誰でも必ず何らかの失敗を体験します。その時にどう対処し乗り越えていくか。大学時代の経験が大いに生きてくると思います。また、失敗を経て、人の痛みがわかる人間になってもらいたいですね。
コミュニケーション力とビジネスマナーは不可欠
大学の4年間で、どのような力を身につけてほしいと思われますか。
 企業の人事担当部長に行ったアンケート調査によると、企業が求める人材は、「積極的に課題にチャレンジして論理的思考によって解決できる人」、そして「コミュニケーション力と幅広い知識を持つ人」ということでした。私自身が実業社会で働いていて実感するのは、若い人たちのコミュニケーション力の欠如です。同僚や上司とのコミュニケーションがうまくいかず、最近は、社員の引きこもりが人事部門の悩みの一つになっていたりもします。携帯電話のメールに頼らず、対面によるコミュニケーション力を身につけてほしいと思います。
 また基本的なビジネスマナーも大切です。私たちの世代と考え方や感性が異なるのは当然ですが、電車内で大音量で音楽を聴いたり、化粧をしたり、基本的な生活マナーの欠如を感じます。まず生活マナーあってのビジネスマナーだということを認識してほしいですね。
 今の日本は、もはや先行モデルをめざして進むキャッチアップ(追い上げ)型社会ではありません。時代を変革できるイノベーション(新機軸)を生み出そうとするチャレンジ精神も重要だと思います。
 大学時代は最後のモラトリアム(猶予)期間です。学業はもちろん、アルバイト・クラブ活動・旅行などを楽しめる時間が豊富にあります。「これだけは自信がある」と胸を張って言えるよう、興味を持てるものに没頭してほしい。そこから卒業後の社会で生きていくための自信や教訓を得られると思います。
吉田豊さん
時代が必要とする産業人材を育成したい
大阪商工会議所では、どのように人材育成に取り組んでおられますか。
 商工会議所に対して役所的なイメージをお持ちの人が多いようですが、私たちは地域の会員企業からいただく会費で運営されている民間企業です。職種としてはサービス業と言えるでしょう。現会頭の言葉を引用するなら、「あれば便利という団体でなく、ニーズに即した事業活動によって、企業会員にとって無くてはならない存在を目指さないといけない」と思っています。現在、「ビジネス会計」や「メンタルヘルス・マネジメント」などの検定試験を開発・実施しています。これらを普及させることで、どんな時代にも柔軟に対応できる産業人材を育成し、大阪の産業界全体をボトムアップしていきたいと考えています。
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風谷昌彦さん
青木明良さん

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