企画 話し方講座 「こころ」を伝える話し方

家族や恋人、友人など、人と話すことは日常的な事柄の一つ。しかし「話すのはどうも苦手…」という人も少なくありません。そんな苦手意識の根底には、言葉がうまく出てこない、人前に出るとうまく話せないなど、共通した意識があるようです。そこで今回は、話すことのプロであるアナウンサー・塩田利幸さんに、話し方についてお話をうかがってきました。

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コラム

聞き上手は会話上手への近道!
「会話を弾ませるのは、話し上手な人よりも聞き上手な人」という声をよく聞きます。人の話を聞くのは、簡単なようで実は難しいものですが、いくつかのポイントを押さえれば会話上手への道のりがぐっと近づきます! それらのポイントについてご紹介しましょう。
最後までじっくり人の話を聞く
話の腰を折らず、相手の話を最後まで聞くことは、聞き上手になるための大きなポイントです。疑問点や質問したいことが浮かんだときは、相手がいったん話し終わるのを待ってから切り出しましょう。
話を聞いていることを態度で示す
あなたがいくら熱心に話を聞いていても、リアクションがまったくなければ、相手は「本当に聞いてくれているのかな?」と不安になるもの。相手の話を理解しているとアピールするためには、あいづちをうったり、頷いたりすることが効果的です。
態度で相手への興味を示すことで、話し手は安心してくれます。より深いコミュニケーションが期待できるかもしれません。
豊かな表情をつくる
さらに上級の聞き上手を目指すなら、豊かな表情づくりを心がけましょう。笑顔や驚き、共感などを表情で示すことで、話し手はあなたに好感をもってくれるはず。
有名な心理学の法則に、「相手に伝わる印象のうち、表情と口調で90%以上を占めている」というものがあります。言葉だけでなく、全身で感情を表現していきましょう。
イメージアップの敬語術 〜これだけは知っておきたい敬語とは?
敬語には、次の三つの種類があります。
1. 尊敬語…目上の人に対し、相手の立場を上にする言い方。相手を敬う言い方。
2. 謙譲語…目上の人に対し、自分の立場を下にする言い方。自分を下げる言い方。
3. 丁寧語…目上の人に対し、言葉遣いを丁寧にして敬意を表す言い方。
わかりやすくいえば、相手を高めるのが尊敬語、自分を下げるのが謙譲語です。これに対し、丁寧語は「です」「ます」という丁寧な言葉を使うことで、相手に対する敬意を表します。基本的には、この三つを理解しておけば大丈夫でしょう。

次は間違いやすい敬語をご紹介しましょう。
【おっしゃられる】
正しくは「おっしゃる」です。「おっしゃられる」は、「言う」という一つの単語に対し、「おっしゃる」と「られる」という敬語を重ねて使ってしまっていることになります。このような使い方は二重敬語と呼ばれ、間違った使い方なので注意が必要です。
【とんでもありません】
正しくは「とんでもないことです」といいます。もともと「とんでもない」までが一つの単語なので、「とんでも/ない」と区切って使うことは不可能。したがって、「とんでもない+丁寧語」が、正式な言い方になります。
いかがでしたか? 敬語は奥が深いものですが、専門家によれば「間違えることを恥ずかしがって敬語を使わないと、いつまでも上達しません。思い切って使う場面を増やすことが大切です」だそうです。頑張ってトライしてみましょう!
胸を張って、大きな声で スムーズに声を出すために
人と話すときには、はっきりと大きな声を出すことも意識したいものです。小さな声でボソボソ…では、せっかくの美しい話し方も台なし。大きな声を出すために、こんな効果的な呼吸法とエクササイズがあるのをご存じでしょうか?
腹式呼吸

声をよく出すために欠かせないのが腹式呼吸です。横隔膜を上下させ、息を吸うとお腹がふくらみ、吐くとへこむように呼吸を行います。より多くの空気を体内に取り込み、多くの息を吐き出すことで、大きな声が出るという仕組み。難しそうなイメージがありますが、やってみると意外と簡単ですよ。

1.まず、鼻から息を吸っていきます。できるだけゆっくりと、時間をかけて吸ってください。このとき、下腹部がふくらんでいることを意識してください。
2.次は口から息を吐いていきます。息を吸ったときの倍くらいの時間をかけ、ゆっくりと吐ききってください。このときも、下腹部がへこんでいることを意識してください。
3.呼吸をゆっくりと繰り返していきます。

姿勢
顔を正面に向け、足は肩幅に開きます。肩の力を抜き、背中を伸ばし胸を張りましょう。
舌のトレーニング
「滑舌」(かつぜつ)という言葉からもわかるように、舌の動きは話し方に大きく影響します。「アカンベー」をするように、舌を思いきり出したり、引っ込めたりを繰り返します。また、口の中で舌を左右に動かすエクササイズもお勧めです。

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